Tableau:学生ユーザーがトップユーザーになる勉強方法を考える | VizHacker

Tableau:学生ユーザーでもトップユーザーになれるような勉強方法を考える

今回はTableau学生向けユーザーの記事になります。

私は今では、Tableau周りのビジュアライズやそれに必要なデータマート・DWH設計・ETL(可視化するためにデータソースを整備するタスク)などのビックデータ基盤構築全般の仕事に携われようになりましたが、初期はそんなことはありませんでした。

そこで今回は、1年前まで文系でプログラミング未経験だった私が、「Tableau学生チャンピオン」「学生初・最年少Tableau JEDI」

なれた事を踏まえ、「学生のTableauの勉強法」を考えてみます。

学生の場合、Tableau Desktop・Tableau Prepは無料で使用できますので勉強する素材は無料で揃えることができると思います。

年間10万円するものが無料なのですから、学生にとってはありがたい環境にあると言えます。

Tableau学生向けプログラム

そもそも問題

「ビックデータ」「AI」「機械学習」などのテクノロジー用語が飛び交い、IT人材の需要が高まっている昨今、学生にとって大きな障壁があります。

それは、「ビックデータ解析」「ビジュアルアナリティクス」を勉強する・実践する環境や理由が存在しないこと。

企業に属してからは、データ解析をする・しなくてはならない状況が必ず生まれるはずです。

ですが我々学生はそんな状況下にはありません。一方、それが出来る人材の市場価値はドンドン上がっていく。

絶対に上昇する株価があるのに、買う手段がわからないみたいな感じです。

「じゃあどうやってTableau、ビジュアルアナリティクスを勉強するの」って話なんですが、私が経験したことを踏まえてでのことを書きます。(正解とかはないので参考になれば幸いです。)

勉強法①:勉強できる環境を作る

人間は現状から振れ幅が大きい経験をしたときに一番成長すると私は思います。

勉強する環境がないのなら、「環境を作りましょう」

「データ解析・アナリティクスをする環境がない」ならば、それが出来る環境に飛び込みましょう。

そういった環境下にいない限り、正直私はデータ解析の能力を身に着けるのは厳しいと思います。

なぜなら、データを理解する×データを使う×データをビジネスで使わせる、の掛け算が重要でそれが出来るのは会社のみだからです。

具体的なアクションプランとしては、データ周りの仕事が出来るインターン・バイトをする、がベストだと思います。

大学の研究や自宅学習のみとなると、スキルを身に着けることがゴールになってしまうことがありますし、

中々モチベーションも続きません。

環境が全てを決めます。

私自身もインターン先でデータ解析能力は格段に付きました。

環境を見つけるには??

「じゃあそんな環境(会社)はどこで見つけるんだよ」というのが次の疑問点だと思います。

現在はありがたいことに、wantedly、Bizreach、Linkedinなど学生でもインターン先を探すことのできるサービスが豊富です。

それを駆使しましょう。能動的に自分から行動するのも重要です。

ちなみに、wantedlyで「アナリスト」と検索すると43件ヒットしました。

会社選びでは学生ならではの有利な面があります。

それは、会社を取捨選択しやすい点です。

実際に入社後に「データ周りの仕事ができそうにない」「組織のデータ・リテラシーが低かった」「やるのは雑務だけ」なんて時は、即退社が可能です。

(もちろん、退社規則があればそれを満たしているのが条件になりますが)

やりたいこと・やるべきことが定まったら、それを満たしてくれそうな会社をピックアップしまくしましょう。

そして、面接をお願いするなり話を聞くなり情報収集しまくりましょう。

一方で・・・

「勉強を作る環境を作る」というのが一番の近道ですが、都合上厳しい方もいると思います。

そこでここからのパートは「独学でTableau力を鍛える方法」を考えます。

勉強法②:完成済みのダッシュボードを再現してみる

私が初期にやっていたことが「出来上がっているダッシュボードを何も見ずに再現してみる」です。

Tableauのサンプルデータとして、「サンプルスーパーストア」がデフォルトで入っています。

(

これを開くと、完成済みのダッシュボードが既にありますが、これを自力で完全再現してみるのがオススメです。

シートを自力で作りつつ、分からなくなったら解答としてダッシュボードの詳細をチラ見してゴリゴリ作りましょう。

勉強法③:優れたVizをトレースしてみる

サンプルのダッシュボードを再現が楽勝になって飽きて来たら、次のステップです。

今度は自分オリジナルのビジュアライゼーションを作ってみましょう。

・・・・ですが、いきなり0からオリジナルで作るのはなかなか酷です。

そこでおすすめなのが、他人のビジュアライゼーションをテーマだけ変えてトレースすることです。 

手順は簡単です。

まずトレースできそうな良さげなビジュアライゼーションを探しましょう。

オススメはTableau Publicです。今回は以下のビジュアライゼーションを選んでみました。

出典:Tableau Public『MLB Stadium Attendance』

このビジュアライゼーションは、

テーマ:MLB(メジャーリーグ)

内容:人数を推移で表している

表現方法:たくさんのグラフを一つの空間に表示する

となります。これをテーマだけ変えてビジュアライゼーションを作ります。

例えば以下のような感じ。

テーマ:NBA(バスケットボールリーグ)

内容:人数を推移で表している

表現方法:たくさんのグラフを一つの空間に表示する

といった具合。テーマをデータが手に入りそう、自分の好きなテーマにしましょう。

チャートの作り方、配置の仕方などテクニックが分からなくても先人のファイルを見まくれば理解できるはずです。

それを自分のファイルにもトレースして作っていきましょう。

私は実際に、

テーマ:各国の自殺率

内容:人数を推移で表している

表現方法:たくさんのグラフを一つの空間に表示する

という内容でトレースVizを作成しました。

詳しくは、Tableau:複数のチャートを1シート内で表示する『パネルチャート』 に記載してあります。

勉強法④:自分の好きなテーマをビジュアライズしてみる

Tableauもだいぶ触れるようになって来たら、完全オリジナルのVizを作りたくなる頃合いです。

最初は自己満足でいいと思うので、自分の好きなようにビジュアライゼーションを作成してみましょう。

ここでのオススメは、ネットサーフィンをしまくってアイデアの引き出しを増やし合体させて作ってみること。

「visualization」「dashboard」などとググる、Pinterestで「(ネタ名) ビジュアライゼーション 」と検索すると大量に出て来ます。

それらを参考にするのはとても有効です。

↓Pinterestで「dashboard」を検索するとこんなにヒットしました

ビジュアライゼーションのネタ量はネットサーフィンにかけた時間と正比例の関係があると思います。

色んな作品を見て、アイデアの種を脳内に植え付けましょう。

アイデアが思い浮かんだら、ノートに案をデザインする→再現できるかデータを探す・作る→Tableauでビジュアライズする

の繰り返しです。

Tableauはとにかく手を動かすべし

以上、個人的に有効だと思う勉強方法を書いて来ましたが、一番大切なのは「とにかく手を動かすこと」です。

確かに知識のインプットは必要ですが、それはTableauを触りつつ分からないことが出て来た都度でいいと思います。

上達の秘訣は、「正しい環境下で」「とにかく手を動かしながら」「負荷をかけて」Tableau力を鍛えることです。

できれば、Vizを発信する

欲を言えば、自分作成したVizをSNSやTableau Publicなど人の目に止めるようなところで発信したいところです。

理由は4つあります。それは、

・発信されているVizはまだ国内では少ないから目立つ(学生ならなおさら)

・Vizの一般的な平均レベルは高いというわけではないから、ちょっとイカしたViz作ると軽くバズって楽しい

・誰かが反応してくれたりフィードバックをくれたりする

・Vizはアウトプットしてからこそ価値が高まる

です。上3つは内容の通りですが、個人的には4つめが重要に思えます。というのも、

「Tableauを使える能力」は稀少性が高く市場価値が高い一方で、「Tableau使えます」だけだとなんの説得力がないから

です。

Tableauはあくまで1ツールです。それを駆使して、どのようなテーマ・課題設定でビジュアライゼーションを実際に作成したかがミソになって来ると私は思います。

ですので、口だけで終わらすのではなく出来たら恥なんて気にせず、どんどん発信しちゃいましょう!

 

 

 

 

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